【施設タイプ別】おすすめのサイトコントローラー

サイトコントローラーは、ホテルや旅館などの宿泊施設が複数のオンライン旅行代理店（OTA）や予約プラットフォームと連携して料金設定や在庫管理、予約情報データを一元化するためのソフトウェアです。

これにより、宿泊施設は異なるOTAでの在庫や料金設定の手間を大幅に削減する事ができます。もちろん、在庫や料金、各OTAから読み込まれる予約情報のデータはリアルタイムで同期されるので、売上を最適化する事ができます。

▼サイトコントローラーの特徴まとめ

1. 一元管理:
   • 複数のオンライン旅行代理店（OTA）や予約プラットフォームを一元管理し、これにより宿泊施設は異なるプラットフォーム上での料金設定と在庫管理を一つのダッシュボードから行うことができます。手動で各プラットフォームを管理する手間が大幅に削減されます。
2. リアルタイム同期:
   • 料金設定、在庫情報、予約情報などのデータがリアルタイムで各OTAと同期されます。このため、予約の二重予約や料金の不整合を防ぎ、信頼性が向上します。
3. 効率的な料金設定:
   • サイトコントローラーは料金戦略を調整しやすく、需要に応じて動的に価格を変更できます。需要予測や競合分析を基に、最適な価格設定を行い、売上を最大化できます。
4. 在庫最適化:
   • 在庫管理は宿泊施設の運用において重要です。サイトコントローラーは在庫のオーバーブッキングを防ぎ、部屋や施設の使用率を最適化します。これにより、売上を最大化できます。
5. 複数のオンラインプラットフォームへの接続:
   • 多くの主要なOTAと連携が可能です。これにより、宿泊施設はさまざまなプラットフォームで広告を出し、多くの顧客にアクセスできます。
6. データ分析:
   • データを収集し、分析する機能を提供します。これにより、顧客の傾向や需要の変化を把握し、戦略の調整に役立てることができます。
7. 時間とコストの節約:
   • 手動で各プラットフォームを管理する代わりに、サイトコントローラーを利用することで時間と作業コストを節約できます。作業の効率性が向上し、スタッフの負担が軽減されます。

サイトコントローラーを選ぶ際に考慮すべきポイント

サイトコントローラーを選ぶ際に考慮すべきポイントは以下の通りです。これらの要因を検討し、宿泊施設のニーズに合致するサイトコントローラーを選択する際に役立ちます。

1. 料金体系:
   • サイトコントローラーの利用料金、オプション費用などを詳細に比較し、予算に合ったものを選びましょう。料金体系はプランや機能、施設規模（客室数）によって異なることが多いため、注意が必要です。
2. オンライン旅行代理店（OTA）との連携:
   • サイトコントローラーがサポートするOTAとの接続性を確認しましょう。多くのサイトコントローラーは主要なOTAとのリアルタイムなデータ同期ができますが、マイナーなOTAは接続ができないケースがあります。
3. 機能と柔軟性:
   • 料金設定、在庫管理、予約同期などの基本機能を提供していることはもちろん、カスタマイズや拡張機能を利用できるかどうかも確認しましょう。施設のニーズに合った機能が利用可能であることが重要です。
4. 対応する宿泊施設タイプ:
   • サイトコントローラーがどの種類の宿泊施設に適しているかを確認しましょう。ホテル、民宿、バケーションレンタルなど、宿泊施設の種類に合致するものを選びましょう。
5. 使いやすさ:
   • インターフェースが使いやすいかどうかを確認し、スタッフが迅速かつ効率的に操作できることが重要です。
6. カスタマーサポート:
   • サイトコントローラーを提供する企業のカスタマーサポートが信頼性があるかどうかを確認しましょう。問題が発生した場合に適切なサポートを提供できるかどうかが重要です。
7. セキュリティ:
   • サイトコントローラーがデータセキュリティの基準を満たしていることを確認しましょう。顧客情報や予約データのセキュリティが保護されていることが不可欠です。

サイトコントローラーの選択は、宿泊施設の成功に大きな影響を与える要因の一つです。以上のポイントを考慮して、ここでは下記の主要なサイトコントローラーを5つご紹介します。

ねっぱん！＋＋【小～中規模施設向け】

株式会社クリップスが提供する導入実績8,500施設以上の業界シェアNo.1の実績を持つサイトコントローラーです。

5室以下の施設では月額5,000円（税別）、6室以上の施設では月額8,000円（税別）で比較的安価で利用する事ができます。（導入費50,000円（税別））

在庫・料金管理はもちろん、分析機能も搭載されており、なおノーショー対策やサンクスメール等の無料オプション機能も利用可能です。

ホテルや旅館問わず、小～中規模の宿泊施設におすすめのサイトコントローラーです。

TLリンカーン【高級～中・大規模施設向け】

株式会社シーナッツの提供するサイトコントローラーです。比較的高級な施設や客室数の多い大規模な施設で導入されています。

というのも、JTBや日本旅行などのリアルエージェントとOTAのそれぞれの残室数・販売室数を管理・表示できます。
相互の販売状況、提供状態を簡単に把握することができるため、より精密な残室調整を行うことが可能です。

基本的なサイトコントローラーの機能は搭載されており、10種類の統計データをに表示することができます。

料金はWEB販売管理、リアルエージェント機能限定でそれぞれ月額15,000円（税別）～　※総客室数によって変動

WEB販売とリアルエージェントの両機能利用で月額30,000円（税別）です。なお、導入費は100,000円（税別）となります。

TEMAIRAZU（手間いらず）【中～大規模施設向け】

株式会社手間いらずが提供するサイトコントローラーです。特徴としては、操作性の高いサイトコントローラーで、スマホやタブレットにも対応したUI（ユーザーインターフェース）なので、出張先や移動中のスマホからでも簡単に操作ができます。

導入している施設は中～大規模の施設が多いですが、小規模施設や民宿向けのサイトコントローラー「手間いらずmini」をリリースしているため、幅広い施設タイプのニーズに合わせる事ができます。

国内外のあらゆるOTAやメタサーチと連携が可能で、連携できるサービス数は国内サイトコントローラーNo.1とされています。

料金は、月額9,000円（税別）+ 通信料、導入費は50,000円（税別）です。

Beds24【民泊・ゲストハウス向け】

株式会社WeIns（ウィンズ）が提供するサイトコントローラーです。

料金は客室数や連携するOTAの数によって変動しますが、月額3,960円と安価で利用する事ができます。

ホテルシステム（PMS）と予約エンジンも併せて利用する事ができます。

民泊やゲストハウス等の小規模の施設で多くの利用実績があります。

AirHost【ゲストハウス・バケーションレンタル向け】

株式会社エアホストが提供するサイトコントローラーで、日本とシンガポールで400社以上で導入されています。

Beds24と同様に民泊やゲストハウス等で多くの導入実績があり、ホテルシステム（PMS）と予約エンジンも併せて利用する事ができます。

また、非対面・省人化で非接触でのチェックイン機能も搭載しているため、バーケーションレンタル向けでの利用もおすすめです。

料金は6,000円（税別）から利用できますが、客室数が20室以上は、ボリューム割引があるため個別で連絡が必要です。

最後に

サイトコントローラーの導入メリットや選ぶときのポイント、おすすめのサイトコントローラーについてご紹介しました。

サイトコントローラーを取り入れることで煩雑な宿泊管理業務を効率化でき、ダブルブッキングなどのトラブルや入力ミスも防ぐことができます。

どのソフトを使うべきか悩んだときは、是非、当社までご相談ください。